「フフ。そんなにトマト嫌いなんですか?」 寝てる先生に囁いてみる私。 この顔は完全にトマトの夢にうなされてる。 でも、そういうとこが子供っぽくてなんか可愛い。 「山田先生に会えて良かった……ありがとう。こんな私を変えてくれて。」 起こさないように。 そっと柔らかい髪の毛を撫でた。 もしも。 今こうして先生に逢わなければ、私の運命はきっと変わってたはず。