練習試合が終わって、サッカー部の皆は休憩。 こんな真冬だというのに、すっごい汗をかいていた。 ハードな部活なんだな。 私も休憩だし、水でも飲もうっと。 「ぷはぁー」 生き返った。 「何かおじさんみたい!」 お腹抱えて、大爆笑してる先生。 そんな笑わなくたって、いいじゃんよ。 これも1つの個性なんだし。 「梨々華先輩!ご苦労様です!」 後ろから聞こえてくる声に、反応するように振り向く私。 振り向けば、ニコニコ笑う春島くんの姿。 「あぁ、春島くん!」