「じゃあ…先生さよなら!」 靴を履いて、先生に視線を向けた。 私は今、上手く笑えてるんだろうか。 「そんな顔すんな。手伝いで逢えるだろ?」 「まぁー…」 それで満足するのかな、私は。 ワガママなくらい分かってる。 でも、先生が好きすぎて辛いんだもん……。 毎日、先生を見ていたいんだもん……。 出来れば、近くで。 「不満そうだな?」 「べ、別に!不満じゃない…」 「たくっ、素直じゃないんだから。電話でもかける?」 「え…?」