何で2つも弁当持ってきたんだろう。 先生の背中を見つめて、ずっと不思議でしょうがなかった。 「ちょっと風が冷たいけど天気はいいからイイよな。」 「ねぇ、先生?」 「ん?まず座ったら?」 「あ、はい…」 先生の隣に腰を掛ける。 白衣からふわーっと香水の香りにドキドキしてる私。 「弁当って何で2つ、も?」 「予備。梨々華が休んだら、おっそわけしようと思ってたんだ。」 私のため…!!