「よし。俺の車に乗ってけ。」 「当たり前ですよー!」 助手席に乗せてもらった。 先生の車は香水で包まれている。 「なんか聴く?」 「いいです。それより早く車を動かしてくださいっ!」 「せっかく雰囲気作ったのにー……」 仕方ないでしょ。 雰囲気壊したくなくたって、遅刻はダメだから。