行く宛ては・・・
もちろん自分のマンションしかない。
マンション前、オートロックのエントランス、鍵がないことに気付いた。
凌さんの家を飛び出した時、肩に掛けたままの鞄はそのまま、凌さんの家の自室に、置きっぱなしのマンションの鍵のことなど頭に一切なかった。
「あ・・・・」
こんな時、頼れる女友達が居ない自分を恨めしく思った。
ずっと奏汰に守られてきた。
ずっと奏汰が傍に居た。
そんな私に頼れる女友達は居ない。
「楓?」
どうしようかとマンションを見上げれいれば、後ろから声が掛かった。
「奏汰・・・」
「どうしたの?何か忘れ物?」
「えっと・・・」
忘れ物を取りに来たなら、鍵を忘れるはずはない。
鍵を持っていないこの状況を、奏汰にどう説明しよう・・・
そんなことを考えていたら、車止めに滑り込んで来る車のブレーキ音が聞こえた。
「楓っ!!」
黒塗りのベンツから慌てて飛び出して来たのは、言うまでもない凌さんだった。
もちろん自分のマンションしかない。
マンション前、オートロックのエントランス、鍵がないことに気付いた。
凌さんの家を飛び出した時、肩に掛けたままの鞄はそのまま、凌さんの家の自室に、置きっぱなしのマンションの鍵のことなど頭に一切なかった。
「あ・・・・」
こんな時、頼れる女友達が居ない自分を恨めしく思った。
ずっと奏汰に守られてきた。
ずっと奏汰が傍に居た。
そんな私に頼れる女友達は居ない。
「楓?」
どうしようかとマンションを見上げれいれば、後ろから声が掛かった。
「奏汰・・・」
「どうしたの?何か忘れ物?」
「えっと・・・」
忘れ物を取りに来たなら、鍵を忘れるはずはない。
鍵を持っていないこの状況を、奏汰にどう説明しよう・・・
そんなことを考えていたら、車止めに滑り込んで来る車のブレーキ音が聞こえた。
「楓っ!!」
黒塗りのベンツから慌てて飛び出して来たのは、言うまでもない凌さんだった。

