「サンキュー、実
 だが、軽々しく理子ちゃんとか名前で
 呼ぶな!バカが」


「あぁー、頭に入れとくわ、一応。
 早く行け!
 ちなみに合コンは近くにあるあのカラオ
 ケ屋だからな」


マジ、助かったわ


大事な気持ちに気づかさせてくれた…逃げるのではなく理子と向き合って素直にならなければ何も始まらないという大切なことに


「あぁー、サンキュー」



俺は教室を飛び出しここから最寄りにあるカラオケ屋へ走り出した










ここから一番早く行けるのは…


「あっちか」





たとえ理子が俺を見てなくてももうバカみたいに逃げないから


絶対、振り向かせて俺しか見えないようにしてやっから





待っとけよ、理子…




そんな新たな思いとはやる気持ちを胸に理子のもとへと足を鳴らした