「はぁああ??
 また神田が浮気してたぁー?!!!」


「こ、声が大きいよ、紀伊」


紀伊(きい)とは私の大切な大親友の


小倉紀伊です


いっつもこうやって私のことを心配してくれる、無くてはならない大切な人なんです


「だって、毎回毎回私の大切な理子を傷つ
 けるようなことしてるのに、叫ばずには
 いられないでしょうが!」


前の席に座っている紀伊はまだプンプンして、何か考えている…?


何をそんなに急に頭を抱えて考え込んでるんだろ?


「あっそうだ!!!!!」


うわ、びっくりした


紀伊はもうそれは大きな声で立ち上がり私のほうへと身を乗り出した




もう突然、大きな声出さないでよね…