「わぁ、お姉ちゃんきれい!」
ドアが開いてが駆け寄ってきた風花は、ピンク色のワンピースを着てお揃いのリボンで髪を上げてた。というかむしろあなたの方がかわいいです。
「ありがとう。風花もかわいいな~」
「えへへ」
思わずギュッと抱きしめると、照れ笑いした風花はとんでもない発言をした。
「だけど、お姉ちゃんは本物のお姫さまになるんだよね!」
「え?」
なんのこと? と首を傾げていると、子ども用のスーツを着た翼がやって来て説明してくれた。
「アベルさんからいろいろ聞いてはいたけどさ、実は一昨日の夜、レン王子からも話をされたんだ」
「……レン王子と?」
初めて聞く話に戸惑うと、海が追加で説明をくれた。
「あの兄ちゃん、結構雪合戦強いんだな。だったらしょうがないから認めてやるよ、姉ちゃん! あいつとしあわせになれよ、な!」
ポンポンと弟が背中を叩いて笑ってる。一体なんなのか……意味がわからない。
「姉ちゃん俺たちのためにずっと苦労してきたろ? 姉ちゃんもそろそろ自分のしあわせを考えてもいいよ。俺たちもちゃんと賛成するから」



