薄暗い中で、目が覚めた。
「あ……れ?」
身体を起こそうとすると、両手が後ろ手に縛られていることに気付いた。
それ以前に、頭がズキズキと痛む。
私は埃っぽい床に横たわっていて、灯りがない室内なのか辺りはかなり暗い。暗さに慣れてぼんやりと物の判別がつくようになると、今いる部屋は三畳ほどの広さで、家具や調度類は何一つ置かれていないのはわかった。
(ええと……私はなんでこんなところに……)
痛む頭を降りながら壁に背中を預けると、硬い冷たさにゆっくりと思い出した。
(そうだ。ハーブティーを飲んだら急に眠くなって……あれからここに運ばれたということ?)
間宮さんがオススメしてきた、皐月さんの知り合いが経営するハーブティーのお店。カントリー調の懐かしい店内で、ゆっくりリラックスしながらいただいたお茶。
店員さんも気さくな方で、久しぶりに女友達とお茶したような楽しい気分でいた中。急に眠気を感じて……意識が遠ざかったんだ。
そして、気がついたらこんな場所にいた。
当然ながらドアは鍵がかけられて開かないし、窓は板で塞がれて外の様子は確認不可能。この状況から判断すると、どうやら私は閉じ込められているみたいだ。
一体何が何やら。何がどうなってるのか……だれか教えてください。



