それから、私の周りは大きく変わった。

クラスのみんなが今までどうり話しかけてくれるようになったのだ。

でも、そう…………

それはほずたちへの下剋上のような行動だ。

そうなれば、ほずたちは力を失う。
そして最終的にはほずたちは学校から孤立してしまったのだった。

それだけならまだいい。

しかし、楽しいことが好きなナツがほずたちから離れた。
その状況をみためぐも、あっさりとほずを突き放したのだった。

このせいで事態はさらに悪化した。

ほずは独りで行動するようになった。

それはまるで自分と周りの間に壁を作っているようで、私は何度も声を掛けようと開いた口を何も言わずに閉じてしまった。


この時私があと少しの勇気を振り絞って声を掛けていたのなら…………