しばらくして元の賑やかさを取り戻したハンター席の人間たちからは高い笑い声や歌まで聞こえてくる。

そのくせ、ヴァンパイア達を気にすることはやめないのだ。
どうもタチが悪い。


時間になり扉が閉ざされる。

風の通りがなくなった部屋は再び静寂に包まれた。
数えてみると、集まったのはハンター側が50人とヴァンパイア側が9人。
レイ曰く、ヴァンパイア側は1人が欠席らしい。

明らかに人数比がおかしい。

いや、これでいいのか?


まだ、サミットを知らない私はその答えがわからなかった。