でも僕は歩き続けた…。 何キロも何キロも……。 彼をくわえた口からは止めどなく血が出てくる。 やっとの思いで家を見つけた。 僕は彼を庭に下ろし、出せる限りの限界の声で叫んだ。 家の人が出てきて彼を手当てしてくれた。 その後彼はすぐに救急車で病院に運ばれていった。