「見ろよ、琴美!俺ら準優勝したぜ」 「すごい、大航!バレーボールが上手いだなんて知らなかったよ」 球技大会の閉会式を終えて帰宅途中、大航は受理した表彰状を見せてくれた 「何かご褒美欲しいんだけど……」 ちらりと横目でわたしの顔を見る わたしは何も気付かないふりをして人差し指を唇の前に触れさせて その指をそのまま大航の唇にタッチさせた そんなわたしの仕草に大航は驚いたようで何度も瞬きを繰り返す 「かわいい…」 わたしが漏らした感想だ