「行くぞ、琴美…」 一倫を残して大航はわたしの手を引っ張って境内から屋台へ向かって歩いて行った 気が付けば花火が上がっていた こんな綺麗な花火は二度と観れないようなそんな気さえしていた 色とりどりにならぶ騒がしい屋台を通り過ぎて 河川敷の方へ歩いて行っている途中だった ここまで歩けば車の交通もある わたしの注意は夜空に注がれていた 「琴美ちゃん見ーつけた」 女の子の可愛らしいどこかきき覚えある声が聞こえたかと思ったら 私の意識はそこでなくなった