わたしは一瞬死のうとしていたシーンを思い出した 死にたくて いや、本当はこの今から抜け出したくて 赤信号の横断歩道を渡ろうとしていたあの日 でもあの時、大航がわたしを助けてくれた 暗い闇から救いだしてくれた 大航がいるから今のわたしがある 救われた命 もっと強く生きなくちゃ わたしは踵を床にトントンとたたいて元気になる合図を送った