合宿先は廃校になった山奥の小学校である 息が詰まるような授業がやっと終わるといよいよ休憩時間だ 大航を探したりしない わたしはそう決めて図書室で復習しようとしていた するとそんなわたしを見ていた余頃が後ろから声をかけた 「植村さん、何か調べものとかあるの?良かったら僕も手伝うよ」 「あ、…うん、ありがと」 本当はひとりになりたかったのだが ひとりになったらなったで大航のことを思い出してしまいそうだったので かえってよかったかもしれない