初めて会ったとき。


今日のような深夜、あの時のツムギは17だったけれど、とても高校生には見えなかった。


もちろん、今も。


今日と同じくあたしの働いている店のすぐ横の路地に、血だらけで倒れていた。


あたしは慌てて近寄り声をかけた。


『ちょっ、生きてる!?』


『…っ生きてる。助けて…』