あたしがただ黙って俯いていたとき。 「いきなりごめんなさいね、凛夏ちゃんであってるかしら?」 ――そう、係員さんに問いかけられて。 そっと顔を上げた。 この人、何であたしの名前…。 まさか迷惑な客として取り調べられてたりして…。 あたしは少し戸惑いながら、小さく頷いた。