と私に聞こえないようにボソッと呟く。
何か気まずい…

「ねぇ苺花。わ、私…外の空気吸ってくるね!」
と部屋を飛び出した。
その時の時刻は午後3時37分…

きっと皆、私が何かしちゃったから怒ってたんだ
私が全部悪いんだ。

家を出た私は家のすぐ近くにある横断歩道を目指した
横断歩道に着き、渡りながら走って考え込んでいた私は
車が来ていたことを知らなかった。
キキーッ!ドンッ!

あ、これ何回経験してきたっけ…
私はわずかに開いていた思いまぶたを静かに閉じた。

私が変わったあの日のことを考えていた。
思い出せない記憶の片隅でこの記憶を思い出そうとしてる自分と思い出そうとしない自分がいた。