その手紙をもらい、俺は深夜の家を後にした。
神社に未永を残している。
あいつに会いにいかないと。


優しいから、俺のことも深夜のことも心配しているだろう。
それでもこの手紙だけは、あいつの秘密の真実は知られてはならない。


俺はあいつを傷つけ、日本から追い出してしまった。
それでも深夜は、俺たちの幸せを願ってくれた。



いつか、俺たちの前に帰ってくる。
そう書いてあった言葉を信じて、俺は待つ。



またいつか、三人で笑えることを信じて。