さよならからはじまる物語






8月31日。


神社の鳥居で待ち合わせをした。


「ねぇ、朝陽。
深夜くん既読ついた……?」


「つかない。あいつが遅刻なんて珍しい。」


そう言ってさっきから何回スマホの画面を見ただろう。
約束の時間から、もうすぐ1時間経つ。


電話にも出ない。何かあったのだろうか。