「もー意味わかんないよ。次の授業もあるしあたし帰るよ」



「待てよ」


「きゃっ」


「なんで、そんな冷たくあしらうんだよ」


後ろから抱きしめられて翼の悲しい声と心臓の音が聞こえてくる。

それに合わせて私の心臓も加速する



「つ、翼耳元でしゃべらないでって」



「次の時間授業サボれよ」



「でも」


「俺以外の男に触られてんなよ」

「あ、あれは」


「そろそろ我慢すんのもきつい」


「え、待って、ここ学校だよ?」


「誰もいねぇからいいじゃん」


翼の綺麗な指が私のリボンとブラウスのボタンをはずいていく


「そ、そんなに外さなくても、見えちゃう」