…怖。 綺麗な目をしてる分、睨むと迫力があるな。 「…あたしをどうするつもり?」 まぁ、泰雅との取引にでも使うんだろうけど。 「あいにく、泰雅はあたしなんかじゃ動かない。多分、殺されても何とも思わないよ」 そう。 泰雅の目は、いつも冷たかった。 「愛してる」とか言っておきながら、その心の奥は、どす黒い。 「…男なんて、みんな同じ」 女は道具。 自分を満たすだけの、道具としか思ってない男たち。 どうせ、この人だって…。