専務とJC



「高樹様ご到着いたしました。」


「あぁ分かった。つりはいらない。」


そう言い残し1万を渡して出て行く


まぁでかいな。


家よりは小さいが。


俺も海外に居たとき新しく会社を立ち上げていた。


その会社も世界レベルまで上り詰めている。


暑い。


今は8月で真夏


テレビにはあったがここまでとは思わなかった。


幸い顔に出ない性格なのでその点は心配ない。


でも、気付かれない場合も多く困るときもある。


悪い印象を与えることはほぼ無いといってもいいだろう。


中に入ると冷たい風が押し寄せる。


冷房がよく効いていて汗が吹き飛ぶ思いだ。


受付するよな。


「すみませんが、本日から働くことになりました。


高樹 拓都です。社長に予約をしているのですがいらっしゃいますか?」


少し社交辞令になり言う。


すると受付の係の人は一度フリーズして


すみません


高樹様ですね。社長は社長室にいらっしゃいます。


ご案内いたします。


と言い案内しはじめた。


エレベーターの中は少し暑くて


案内人の顔が赤い気がした。


チーン


ご到着いたしました。こちらでございます。


15階で最上階


一本道を真っ直ぐ進むと扉があった。


コンコン「社長、お客様です。お通ししても宜しいでしょうか。」


「構わない 通せ」


そこには、まだ年とは思えない年代の人が居た。


30代位でイケメン


でも、社長の風格もある。


「本日から働かせていただくことになりました。


専務の高樹 拓都です。よろしくお願いいたします。。」


丁寧に頭を下げつつ言う。


「俺は大城 海斗だ。


宜しく頼む。」


「はい」