その中心にいたのは制服がはだけたここねと、ここねの下着に手をかけている男子生徒だった。


「お前ら……!」


一気に頭に血が上り、ここねにまたがっていたクラスメートを殴りつけていた。


「なにすんだよ!」


近くにいた1人が俺の両手を後ろから掴み、引きはがす。


「お前らがなにしてんだよ!!」


そう怒鳴った時だった。


ここねがクスクスと笑い始めたのだ。


「歩も、混ざる?」


白い太ももに手を這わせ、誘うようにほほ笑むここね。


「俺らここねちゃんに誘われて来たんだ。案外積極的で驚いたけど、いいって言うなら参加するだろ」


俺の両腕を掴んでいるクラスメートが言った。


「嘘だろ……?」


呆然としてここねを見る。


ここねは笑顔のままで、確かに嫌がっているようには見えない。


「君たちは特別だから誘ったんだよ」


ここねはそう言い、スカートについた砂を叩いて落としながら立ち上がった。


その拍子に白い下着がスルリと足首まで落ちていく。


だけどここねは気にしない。