「めい!彼氏?!」

「え!夜乃?!ち、ちがうよ!」

「あれが噂のびょ…っっ!!」

私は加瀬君のすねを思いっきり蹴った。

『全校リレーの選手。入場します!駆け足〜進め!』

「ほら!進んで!!」

「あぁん?如月、お前のせいで俺思いっきり走れねぇんだけど!」

「ちっさい男だったんだね加瀬って」

「んだと!!」

夜乃と加瀬君の会話が面白くて体の緊張がとけ、スッキリした気分。