君と会う運命だった。




「めーちゃん!」

「あ!さくら!」

応援席でさくらはにこにこしながら私に手を振る。

「めーちゃん遅いよ〜ハチマキ、お揃いの結び方にしよっ!野々ちゃんもお揃いにしてるよ」

「うん!…野々は?」

「放送係だから前でアナウンスしてるよ!」

「へぇ〜」

「よしっ!出来たぁ!」

「ありが…って、髪型まで変わってるじゃん!」

後ろに適当に結んでいたのがポニーテールになってる。
「めーちゃん可愛いっ!ポニーテール似合う」

「…さくらもツインテール似合ってるよ!」

「えへへ。ありがと」

普段はポニーテールなんてしないからちょっと恥ずかしいな…

「如月っち!」

「なに?」

峰吉君に話しかけられる。ってか如月っちってなんだろ…