「めーちゃんっ早く行こう!」

「うん!」




「精羅ぁ〜」

「あ!めいちゃんっ」

私達は抱きついきあった…。嬉しすぎてテンションが上がる。

「精羅、拓哉、運生…ようこそっ我が校体育祭へ!楽しんで行ってね」

「うんっ!じゃあ場所とりしないと!」

「あーそれは大丈夫だよ!最高の場所を用意してる!」

「ええ?!」



……

『え、じゃあ…1つだけ…。…私にはある仲間が居て、その人たちは病気を持ってるんです。でも、体育祭を見に来てくれるっていうので…具合が悪くなってもすぐに対応出来るようにテントの下に椅子を置いていただけませんか?』

『その子等の特等席ってわけだね』

『はい』

……


私はあの時精羅達のために席を作るように頼んだのだ。

「あ、席に案内する前に…友達を紹介します。」