「な、なんだよ。みんな!早く決まって自由時間にしてほしいだろ?!」

「え…でも」
「一方的ってのは…」

多分、私のことを思ってかばってくれてるんだ。

「あの…!如月さん。先生に決めさせたりしないから…。…私も思っていること少しずつだけど言おうと思う!…如月さんに押し付ける先生のこと…だれも良く思ってないよ」

委員長…。あの時の…あの言葉がみんなを変えたんだ…。

「…っ」

「私いいよ!100mならっ。みんなありがとう!このクラスのためにがんばって走るから…」

多分私は今涙目になっているかもしれない。もしかしたら涙を流しているのかもしれない。けど、みんながかばってくれたことが嬉しくて…そんなの気になんない。