「だってめんどいじゃん。上辺だけの友情なんてさ。」
「じ、じゃあさっきの人は？」
「あ？…あぁ、天（てん）のこと？あいつとは幼馴染なんだよ。あいつだけは俺のことをわかってくれる」
「ふーん。」
天君か。
「ってかあいつだけには逆らえねぇ。」
「怖いの？」
「怖いっつーか、圧力みたいなのがかかんだよな〜」
うーん。全然そんな感じしなかったのに！
「あ、教室着いたね」
ーガラガラー
「夜乃！赤井君！峰吉君！おまたせ」
「うっそ！加瀬連れてこれたん？！」
「うん！」
加瀬君はさっきみたくしゃべらずに椅子に座った。
