「ねぇねぇ如月さん!なんで病院にきたの?!」
「如月さんの下の名前って?!」
「お前らちょっと落ち着け」

…。

「ごめんな。こいつら」

「如月さんごめんね?…私、成宮 精羅(なるみや せいら)っていうの!よろしくね!」

「僕は、瀬戸条 拓哉(せとじょう たくや)っていうんだ!よろしくな!」

「…。」

なかなかしゃべらない私を心配したのか3人の顔つきが変わる。

「私…」

やっと口を開いたので3人はじっと黙る。

「…寝るから」

喋りかけないで。そう言おうと思ったのに何故か言えなかった。それは3人が病気だって聞いて、同情したのか。それとも話しかけてくれたからうれしくてなのか。わからなかった。

「…」

思った以上に早く寝れた。疲れてるのかな?