「お前の名前は知ってんぞ!如月 めい(きさらぎ めい)だろ?」
「…」
「如月さん!起きたのね?痛いところとかある?吐き気とか」
多分看護師であろう人が私に言った。
「…ない」
「そう。じゃあ検診に行くからこの車椅子に乗って」
私は車椅子に初めて乗ってすこしわくわくしていた。
「じゃあ行くわね。3人は安静にしてるのよ」
「「「は〜〜い」」」
「あの…」
「なに?」
「私…」
「…通りかかった人が救急車を呼んでくれたんだって。…ここは○○病院。私は羽咲 夏子(さざき なつこ)この病院の看護師をしてるの。」
「さっきの子たちは?」
「ああ。あの子たちはね病気を持った子たちなの。けど、いい子達ばっかりだから安心してね」
安心…?
「如月さんはあの子達と同じ部屋よ」
…え?