私は泣き疲れて眠った。
「…おはよ」
「おはよっ!」
「めい。おはよ…明日午前中開けといてね。でかけようぜ!2人で」
「運生と2人で?」
「あぁ。」
「私達は用事あって…だからめいちゃんと星、2人で行って!」
「まぁいいけど…外出許可みたいなの入らないの?」
「もうとってある」
「はやいね」
もしかして、運生は外出許可でたけど精羅と拓哉は外出許可がでなくて遊びに行けない…とかではないよね?
「こいつらは2人でデートなんだと」
「ああ!」
なぁんだ!びっくりしたよ。そういえば…
「運生…外出許可でたって言ったけどさ外に出て病状が…その…」
私は言いにくくてごにょごにょとしゃべっていると運生にかき消された。
「俺の病気は普通に生活する分にはなんともない病気なんだよ。運動とかは無理だけど。だから外とかも普通に歩けるし大丈夫だよ」
「そっか。よかった」
そう言いながらも私は考えてた。
運生はなんの病気か言いたくないんだろうな…。と、
「楽しみにしてるね」
そんなことを考えてたと悟られないように笑った。
「ああ。」