「ふーん。かわいそうな子の友達はかわいそうな子だよねぇ」
悔しかったけどこの人たちになにを言ってダメだって思った。
「まぁいいやぁ〜如月さんまたねぇ」
私は精羅たちのことを友達だと思ってたことに気づき驚く。
そして、私は病院に戻った。
「あ、めいちゃん!!」
「めい!」
「どこいってたんだよ。心配しただろ」
うそ。心配?
「ごめん」
「めい…なんかあった?」
なんでこいつはすぐ気づくんだろう…
「…」
「まぁなんかあったら言えよ」
「うん。」
こいつはこの前みたいにしつこく聞いてくることはなかった。
「めいちゃん…。めいちゃんには私たちがいるからねっ!」
「そうだぞ!僕等はいつでもめいの味方だから!」
…ぐっとこらえた涙は頬を伝ってベットを落ちる。
「…うん。…ありがとう。」
「めいちゃん!?えっと、はいっ!ティッシュ!」
私はティッシュを受け取って涙を拭く
「めいは実は泣き虫?」
「うっさい。運生のくせに」
「あはは。やっと運生って呼んだ。…ってか運生のくせにってなんだよ!」
「その通りじゃん!」
私は初めてみんなの前で笑うことができた。笑うなんて今までどうすればいいかわかんなかった。けど笑顔って自分がするんじゃなくて、周りの人がしてくれるんだね。そう気づいた…


