君と会う運命だった。


あ。これさっきもあいつに聞かれた。

「えっと…」

「え?めいって僕らと同い年じゃないの?」

え…?

「そうなの?!」

「いや…僕がただそう思っただけで」

「あってるよ。同い年…」

すごい。拓哉…初めて。同い年って言ってくれた人。

「だよなぁ!!あってたっ!」

向けられた拓哉の笑顔に少しドキッとした。

「じゃあめいちゃんも高2なんだ!」

「まぁ」

「どこ高校?」

「えーっと」

浜崎高校。そう言おうとしたけどあいつが帰ってきたので言うのをやめた。

「精羅、薬の時間。」

あいつは帰ってきてそうそう精羅にいった。そういえばみんなはなんの病気なんだろう…。そう思ったけど聞かなかった。