「ほら並ぶぞ」
「加瀬を探してたんでしょ！」
「ふふ」
「何笑ってんだ如月っ」
「なんで笑ってるのよめーちゃん！」
「…ぶっ！」
「おい！」
「もう！」
「ふふ…やばいっはまりすぎてしょ！」
2人とも言葉は違うけど同じタイミングで喋りすぎ！
「はぁ…俺先並ぶから」
「ほら加瀬にもあきられちゃったよ！めーちゃんも早く行こっ！」
「…うん！」
『プログラム9番、２年大縄跳びです』
よし、がんばろうっ！
「加瀬君頑張ろうね」
「…ああ」
『よーい。スタート！』
「せーーっの！」
「あーあ。ダメだったね」
「別にいいだろ」
「そうだね。2位だからいいかな〜」
「もう！めーちゃんも、加瀬もわかってないなぁ！2位も3位も意味ないの！！1位じゃないとだめなの！！目指すは優勝なのっ！！」
なんかさくら…あつい。
「お前熱い」
あ、加瀬君も同じこと思ってた。
「燃えてるんだよ！」
さくらが気合い入ってる…
「ちげーよ」
「「え？」」
「熱。あんじゃねーのって話」
「うそっ！さくら大丈夫？！」
