「運生君検診の時間よ!」
「はーい」
「「行ってらっしゃい」」
こいつが検診にいってから私達3人だけになる。
「めいちゃん!みてみて!」
精羅が見せてきたのはうさぎのマスコットキーホルダー。
「か、かわいい…」
「だよね!これふたつあるから、めいちゃんにあげるっ!おそろい!!」
「…おそろい?…ありがとう。」
正直おそろいなんてしたことなかったからうれしい。でもこんなにうれしいのは相手が精羅だから。この気持ちは気づかなかったことにした。
「めいってかわいいな」
「へ?」
「拓ちゃん!…拓ちゃんはめいちゃんみたいなこの方が好き?」
なにこのピンクな感じ。
「あ、の」
「あ、ごめんね!めいちゃん!」
「いや…」
「そいえば、めいちゃんって年上?」


