年下男子。




いや、冗談だから。と言いながら自販機の前から少しずれてくれた。


お金を入れて、買ったジュースを取るためしゃがむと、隣で缶を開ける音と一緒にその子が話し出した。





「で、キミ何年?名前は?」






この質問に”しまった”と我に帰る。


『私は25歳、高校は卒業していて』って説明しても高校ジャージだし、こんな格好で歩き回ってるなんて恥ずかしくて言えるはずもなく




「い、いち…年」

「やっぱり、年下じゃん。俺2年、明工業高」








やっぱり!?え!?通用した!?

咄嗟に出た嘘が余りにも無理がありすぎて、もう駄目だと思っていたのにまさか信じきってくれるなんて…