そう、いつも、誰よりも、一番側にいてくれる二人

神楽(ｶｸﾞﾗ)と神夜(ｶｸﾞﾔ)を感じる。

側に居るのに二人の体温を感じない。
まるでどんどん低くなっていくみたい

ゆっくりと目を開く。

そこにひろがっていたのは魔力が暴走し
血だらけになった二人だった。

驚きより先に魔力を中和し回復魔法をかけていく。

苦しそうに呻く二人を