こっち向いて笑って。






「叶斗!頑張ってね!」


「サンキュー!絶対に勝つから!」




当日、聖奈は応援に来てくれた。




初戦は小さい高校のチームとの試合。


このチームには練習試合で負けたことが

なかったから普通に試合をした。






ピピーッ



笛の合図で試合も終わった。


初戦は落とすことなく突破した。




「叶斗、お疲れ様!」


聖奈の笑顔、

大好きな笑顔だった。


「次も絶対勝つ!」




拳を向けると聖奈も拳を返してくれた。






「叶斗、お前も初戦突破したのか。」

「当たり前だろ?お前に勝つんだからな」



黒瀬洸。

こいつとはライバルだ。



「洸こそ、次落とすなよ?」


「当たり前だ。バーカ。」




むかつくこともあるけどお互いを認め合っている僕達。


洸との出会いは小学四年のとき。

お互い同じクラブチームに入っていた。

クラブチームでは一二を争っていた。

中学は互いに違くなったけど。







「佐野、次も頼むぞ」







それから3試合した。

どれも圧倒的な差で勝ちあがった。






「明日、決勝だね。」

「聖奈、全国いったら....伝えたいことがある。」




いよいよ明日。


洸との試合だ。