あなたに出逢えて……

時間が止まったかのように長く、長く・・・。




私と真実は、久しぶりの再会でどうすることも出来ずにいた。



それから。


その長い沈黙を破ったのは、真実だった。



「・・・・久しぶりね」


真実が、上から見下ろすような第度で言い放った。


「真実こそ・・・」


私は少し怯えながら答えた。



久し振りに再会した真実は。



あの頃とは全くの別人だった。


少しもオドオドしてないし、か弱い感じさえも消え去っていた。