あなたに出逢えて……

向こうも私のこと、気付いたみたい。



少し怯えたような感じで、私を見てる。



「もしかして・・・・桜木真心・・・・?」



「あなた・・・木山真実・・・・真実なの?」


真実が頷いた。



小学校の卒業以来の再会。


予想もしていない再会に、私はただ驚き、怯えるだけだった。




もう二度と会いたくなかったのに・・・・。


どうして神様は、こんな仕打ちをするんですか?




何故私がこんなめに・・・。



しばらく二人の間に、沈黙が続く。