あなたに出逢えて……

でも、さっきの彼・・・・。



今までとは違う、見たこともない真剣な顔だった。




その表情が私の頭に焼き付いて、離れられないでいた。







絵里と帰り道を歩く。



街はもうすっかり、クリスマスシーズンだ。



キラキライルミネーションが綺麗だ。



しばらく歩いてると、絵里が足を止めた。




「まこちゃん、ちょっとここで待ってて。この店で買うものがあるから」



「うん、分かった」


そう言って、絵里が店の中に入っていった。