「まこちゃん、あまりため息すると、幸せ逃げちゃうよ!」




「え!?」


ハッと我に返る。




「どうしたの?また元気なさそうな顔して・・・・何か悩んでるの?」



「悩んでるというか・・・・・」

言いながら、星田くんをチラ見する。



「星田くんに告白されたのを、気にしてるの?」




「んーまあね。何考えてるのか分からないし・・・」




「確かにね。星田くんは、どんな気持ちでまこちゃんに告白しようとしたのかな?」



私も知りたい。




いつか彼の本性が聞ける日が来るのだろうか?



私は授業中、そればかり考えていた。