「私ね・・・。小学校の頃、絵里みたいにいつも一緒にいて親しくしていた子がいたの・・・名前は真実って言うんだけど・・・」




一つ一つ記憶を辿りながら話す。



「そしてある日、真実には好きな人が出来たの。私は真実と好きな人がうまくいくように強力することを約束したの」



彼は優しい瞳で、私の話を聞いてくれる。



それを見るだけでも、私は何故かホッとする。



そして、私は話を続ける。




「でもね、私は真実を裏切ってしまっていたの・・・」




「え?」