祓い屋!

私の声などヒトが聞こえるわけないと思っていた

今までこちらから話しかけても

振り返ったことなとない

しかし

目の前の少年は

川に尻餅をついたまま

確実にこちらをみて微笑んでいる

目線が会ったことで

急に恥ずかしくなり、とっさに袖で口元を隠した