祓い屋!

「私が運びましょう」

スラリと背の高いメガネを掛けた男性が学生らの輪をくぐり抜け

倒れた学生を抱きかかえる

寮母は、ほっとした笑みを浮かべ

「ありがとう黒崎さん」

黒崎なる男にお礼をいい

「ここはもう大丈夫だからみんなは部屋に帰りなさい」

寮母がみんなに向かい声掛けると

ざわつきながらも黒崎と抱えられた学生を見て

部屋へ散らばっていった

椿と透子を残して

「透子さん。一緒に来てくれる?」

椿は透子を誘い

黒崎を追った