祓い屋!

「何かあったのですか?」

透子と他の学生の輪に加わると

青い顔をした女学生が横たわっていて

寮母らに抱えられるようにしているのが見えた

「椿さん…ついに起きてしまいました。いつもと同じパターンです」

透子が椿に小声で伝えると

椿は倒れた学生に近づいて

痣がないか確かめようと前へ進むと

寮母に止められた

「もう大丈夫だから、部屋に帰りなさい」


痣の確認をしないと

今回の依頼との関係があるかわからない

「でも…心配なんです」

「大丈夫よ。貧血か何かでしょう、あなたはここに来たばかり心配せずに休みなさい」