祓い屋!

「待て、そこの単細胞!」

クロが椿の襟口をつまんで引き止める

「何すんの?クロ!」

「神域にはそれ相応の代価がいる、ずかずかと己の意思だけで行くもんじゃない」

「だぁー!!
じゃどうすればいいの?このまま放っておいたらなんか、ヤバイ気がする」

「祭りと言ったな…
あの娘が言った海と地を結ぶ祭り、それを利用しようじゃないか」

不機嫌なクロの提案により

考えが及ばない椿はクロの提案をのむことにした